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症状:Windows7からの自動アップグレードを中断後、パソコンが起動しない

Windows7から勝手にWindows10へアップデート作業が開始されたので、あわてて途中で電源を切ったため、再起動したところ、起動しなくなってしまったとのご相談で来店されました。

7,500円の基本診断を実施したところ、およびWindows10へのアップグレードは完了しておらず、Windows10では起動できないことを確認しました。

一方でWindows7のファイル自体も破損しており、Windows10へのアップグレードをご検討いただくとともに、ハードウェア上の不具合がないことを確認し、Windowsの修復インストールで症状改善できると判断しました。

10,000円にてWindows修復サービスを実施、その後特に問題がないことを確認し、お客様にご返却しております。

WindowsOSとアップグレードについて

OSの意味は「オペレーションシステム」の略で、ある任意のソフトを動かし、マウスやキーボードなどの入力を任意のソフトに伝えるといった基本の動作をつかさどるシステムのことです。

現在世界で浸透しているOSの2大勢力は「Windows OS」と「Mac OS」があります。

各ソフトはそれぞれのOSが様々な橋渡し役を担えるように、一定の規格を順守したうえで開発されています。

このため、多くのソフトはWindows OS版とMac OS版のソフトを両方販売していますが、片方のOSにしか対応していないソフトもあり、業務上で使用しなければならない場合は、パソコン選びの際にOSに注目して選ぶ必要があります。

さて、今回そのWindows OSの最新バージョンであるWindows 10(2016年現在)が無償でアップグレードできることにより、様々な問題も発覚しました。

しかしきちんとアップグレードの細かな点を紐解いていくと悪いことばかりでもありません。Windows 10にアップグレードすると何が起こるのでしょうか。

Windows 10のメリット:最新のOSはサポート期間が一番長い

Windows XP の延長サポートが終了したとき、様々なパソコンがサポートされなくなり、ネットに接続することなどが困難になったことを覚えている方もいらっしゃると思いますが、各OSにはサポート期間が定められています。

Windows OSはMicrosoft社が発売から一定の期間、外部からの攻撃やその他の脅威からパソコン一台一台を守るべく「バッチ」という修正プログラムを配布しています。

パソコンの電源をオフにするときなどにWindowsアップデートが立ち上がり、更新プログラムをダウンロードする画面を見たことはありませんか?

これが「バッチ」などの更新プログラムをダウンロード、インストールする作業になります。

このサポート期間がVistaでは2017年、Windows7では2020年までのサポート期間にて終わることがすでに決まっています。

この期間を過ぎるとパソコン自体が故障する、といったわけではなく、更新プログラムが走らなくなることでセキュリティの不安が強くなることを意味しています。

今回のWindows 10に無償アップグレードすると、このサポート期間がWindows 10の期間に更新されます。よって長く利用できる、といったメリットがあります。

Windows 10のデメリット:対応ソフトが少ない

今回無償アップグレードを展開していることで、急速に広まったWindows 10ですが、OSのバージョンを上げると開発者・悪意のある攻撃者ともにそのOSを研究中であることから、新たな攻撃対象が見つかってもサポート側が追い付かないこともありますし、ウィルス対策ソフトのバージョンが合わないことによるセキュリティホールができてしまうことがあります。

加えて、業務などで使用する特殊なソフトのWindows 10版が発売されていないことで、最悪の場合ソフトが動かないことも想定されます。

ただし、今回のWindows 10にアップグレードが可能なパソコンはスペックが比較的高めなものであることや、最近発売されている各種ソフトは、インターネット上でバージョンアップが可能なものも多く、特殊なソフトを使用する必要がないなら、アップグレードを実施しても損はなさそうです。

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