パソコン作業をより快適にするためにパソコンの5大機能のうちの1つ、記憶装置であるSSDやHDDについて初心者でもわかりやすく徹底解剖していきます。SSDについて知っているか知らないかで差がかなり出てきます。この記事を見れば大枠であるSSDの基礎知識は付くかと考えておりますので、この記事を確認して、活用いただけたらと思います。
では、ノートパソコンのSSDを交換するとどうなるのかみていきましょう。
SSDとHDDは何が違う？どう違う？
SSDとは？
SSD とは Solid State Drive の略です。HDDとは違って記憶媒体が半導体メモリであることや、磁気ヘッドの回転がないので駆動音が小さいという特徴があります。また、ノートパソコンのSSDを交換すると処理速度が早くなるのでより快適に作業ができます。しかし記憶容量は少ないので寿命は使い方によって変わります。軽いだけでなく消費電力も少ないのでノートパソコンを持ち運ぶならメリットが多いです。
ここまで聞くととても良いですが、SSDはHDDと違って高価格です。また、書き換え回数に限度があるのでHDDと比べると寿命が短いというデメリットもあります。
最も注意をしないといけないのは故障です。HDDよりも駆動音が静かなので故障に気が付きにくくなります。そのため、事前にバックアップを取り突然ノートパソコンが故障しても困らないようにしましょう。
HDDとは？
HDD とは Hard Disk Drive の略です。内蔵された磁気ディスクを読み書きすることによってデータを保管します。磁気ディスクを回転させてデータの読み書きを行うため、SSDよりも駆動音が大きいだけでなく、処理速度が遅いです。そのため動画編集などをするにはHDDはあまり向いておりません。
HDDの記憶容量は多いのですが、寿命は使い方によって変わります。重たいだけでなく消費電力も高いため、長時間の作業に向きません。
また、駆動音の変化に気が付きやすいので、故障もわかりやすいです。完全にシステムがダウンする前に復旧させやすいといえます。
記憶容量が多いのがHDDの魅力ではありますが、気を付けないといけないポイントがあります。それは、一定の容量を超えるとWindowsのOSが使用できない場合があることです。HDDにする前に使用できるかを確認してみてください。
SSDとHDDは何が違う？どう違う？
ノートパソコンにSSDを載せるメリットは？
SSDのメリットはHDDよりも衝撃に強く重量は軽いため、ノートパソコンをよく持ち歩く方にとっては安心材料になるのではないかと思います。しかしSSDに大量のデータを保管しようとすると高価格になってしまいます。そのためパソコンを開いて資料作成や執筆をよく行う場合は、大量のデータをHDDやクラウド上に保管しておくのが得策です。
ノートパソコンのSSDを交換して処理速度が上がれば、より多くの作業をこなすことができます。また動作音があまり目立たず、しかも熱がこもらないので快適な作業ができるでしょう。
SSDの内容はメーカーによって変わってきます。そこで選ぶポイントもお伝えしておきます。
まず、SSDの最大の魅力は処理速度です。ただ、この処理速度をいうのはSATAという拡張仕様のスペックも高くなければいけません。このSATAのスペックも確認した上でSSDを選びましょう。
ノートパソコンにSSDを載せるメリットは？
ノートパソコンの内蔵ディスクは交換できる？
パソコンによって内臓ディスクの交換ができるものとできないものがあります。2.5インチHDDがインストールされたノートパソコンの場合はスペーサー(小さい金属の部品)が必要になります。SSDの容量が少ない場合は、クリーンインストールする方法があります。
また、ミニノートでは1.8インチドライブの場合があります。今使っているノートパソコンのSSDを交換できるどうか自分で判断する前にメーカーに確認をお取りください。なかには交換できないものあります。
内蔵ディスク交換はシステム入れ直すことも前提に！
なかには内蔵ディスクを交換できないノートパソコンもあります。
そのためノートパソコンのSSDを交換ではなく、システム自体を交換したほうがいいケースもあります。
また、ノートパソコンのSSDやHDDが故障した場合、データが失われるだけですまないことがあります。たとえばインストールしたソフトウェアや環境設定が失われてしまうこともあるのです。そのため、システム自体を交換するのか、SSDやHDDのみ交換するのか比較検討する必要があります。
内蔵ディスク交換はシステム入れ直すことも前提に！
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まとめ
ノートパソコンのSSDを交換すると便利になることが多くあります。ただ、HDDと比較して価格が高かったり、容量が少なかったり、寿命が短いというデメリットもありますので、どちらも一長一短あるというのが正直なところです。
処理速度を速めながら動作音を小さくするためにSSDへ交換するのであれば、デメリットも気を付けておきましょう。何が一番いいかはSSDへの交換を検討している方がどんな条件を求めているかで変わってきます。そのためしっかりと自分に合った条件を検討したうえでSSDがいいのかHDDがいいのか、はたまたその中間のSSHDがいいのか検討ください。
SSHDというのは、SSDとHDDの中間的な機能を担うものです。そのためSSDのデメリットである価格や容量の部分がカバーされています。メーカーによってはより価格と容量のバランスの取れたものがあるかと思います。