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Denchi-pc では、着脱式カメラを搭載した携帯電話について何度か紹介してきました。今月、Vivoから着脱式のスマートフォン用カメラが発表されたのを皮切りに、Samsungも着脱式カメラを搭載したGalaxy Noteタイプのスマートフォンの特許を取得しました。
中国のTCL社は、着脱式のカメラモジュールを使って、ポートレート撮影と通常の写真撮影の両方を可能にしたいと考えています。
カメラモジュールの取り外しが可能なTCL社製スマートフォン
2021年5月11日、恵州TCLモバイルコミュニケーションズは、中国国家知識産権局（CNIPA）に意匠特許を出願しました。16枚の特許スケッチと概要説明からなる文書は、2021年9月28日に承認・公開されました。
この特許画像には、シャープなラインとフルスクリーンデザインを備えた長方形のTCLスマートフォンが写っています。このデバイスは、スクリーンベゼルが非常に薄く、完全に対称的です。
背面も洗練されており、水平方向にデザインされたフラッシュ付きデュアルカメラシステムが搭載されています。おそらく、広角と超広角のカメラだと思われます。いずれにしても、ドキュメントに記載されているように、2つの異なるレンズが使用されることになります。
この機種の特徴は、デュアルカメラを本体から取り外すことができることです。背面に溝があるので、そこからデュアルカメラを本体の左側に装着します。
そして、カメラは正面を向き、高解像度のセルフィーカメラとして使用することができます。
自分撮りやビデオ通話を頻繁に行うユーザーにとっては、かなり面倒なソリューションとなりますが、たまにしかフロントカメラを使用しないユーザーにとっては、フルスクリーンでの体験が得られるため、それほど気にならないでしょう。
遠隔地での撮影を可能にするために、単体のカメラとしても使用できるかどうかは不明ですが、そのためにはバッテリーや通信モジュールを内蔵する必要があります。 しかし、今回のデザイン特許ではその答えは出ていません。
TCLの携帯電話のラインナップ
TCLは、国有企業として設立された中国のエレクトロニクス企業です。TCLは、長年にわたりBlackBerryやAlcatelのスマートフォンを扱ってきました。2019年以降、中国のメーカーは、自社ブランドでスマートフォンもリリースしています。今年3月現在、TCLのスマートフォンは、オランダでも正式に販売されています-TCL 20シリーズを考えてみてください。
また、今年4月に発表した「TCL Fold'n Roll」は、ロール状に折りたためるユニークなコンセプトのスマートフォンで、それ以前にもいくつかの折り畳み式モデルを発表しています。
しかし2週間前、同社はCNETとのインタビューで、このデバイス（コードネーム「Chicago Project」）はキャンセルされ、さらなるブランド認知度を高めるために「5G for all」に注力すると発表しました。 その上、折りたたみ式ディスプレイは現時点ではまだ非常に高価であり、チップ不足が続いていることも相まって、TCLは少なくとも1年間は計画を保留することにしました。
また、同社は昨年、アンダーディスプレイカメラの技術を用いて、目に見えないカメラを搭載したスマートフォンの特許を取得しており、クリエイティブなアイデアが豊富にあります。
Vivoはすでに、フロントカメラを取り外し可能にしたコンセプトスマートフォン「IFEA」を発表し、すぐにレッドドット・デザイン賞を受賞しています。
しかし今のところ、コンセプトや特許の問題であり、メーカーがこのような比較的高価で紛失しやすいデタッチャブルカメラで、実際に十分な付加価値を提供できるかどうかの問題でもあります。
