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スマホのノッチはもう古い? サムスン、シャオミ、ZTEがカメラを画面下に埋め込み

  2020年9月に発売された「Rakuten BIG」やZTEの「AXON 20 5G」が搭載したディスプレー下埋め込み型のフロントカメラは、スマートフォンのディスプレー全面を表示領域にできる画期的な技術でした。しかし2020年はこれ以外にカメラ埋め込みディスプレーを搭載するモデルは無く、またこの2機種のフロントカメラ画質もそれほどいいものではありませんでした。
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  ところが2021年夏になり、ディスプレー下埋め込み型のフロントカメラを搭載したスマートフォンが相次いで出てきました。ZTEは第2世代のUnder display Cameraを搭載した「AXON 30 5G」を発表。ディスプレーのカメラ部分が目立たなくなり、顔写真を撮影してもより自然な撮影結果が得られるようになりました。AXON 30 5Gのフロントカメラ性能を見ると、フロントカメラをノッチやパンチホールで残す必要性は無くなりつつあると感じたほどです。
  シャオミが同じく8月に発表した「MIX 4」も同様のUnder display Cameraを搭載しました。MIXシリーズは「狭ベゼル・大画面」の製品をこれまで出してきましたが、MIX 4はスライド機構を使わずにフロントカメラの見えないディスプレーを採用。Snapdragon 888+を搭載した最新のフラッグシップモデルに、最新のUnder display Cameraを搭載して発売されました。
  そして、サムスンの折りたたみスマートフォン「Galaxy Z Fold3 5G」も開いた時の7.6インチディスプレーにUnder display Cameraを採用しました。但しサムスンの製品はフロントカメラ部分のディスプレーのギャップがやや目立つようで、完成度としてはシャオミやZTEに一歩劣ります。
  Under display Cameraはカメラの上のディスプレー部分の密度を下げることでカメラへの光の透過を増やします。しかしそのカメラが埋め込まれている部分のディスプレーが見方によっては目立ってしまいます。また写真などを表示したときにディスプレーの密度差により表示に段差が見られる場合もあります。AXON 30 5Gではフロントカメラ部分のディスプレーの表示も自然になるように、ディスプレー密度をAXON 20 5Gの200ppiから400ppiへ高めるとともに、専用のディスプレーコントローラーチップを搭載しました。実際に両者のディスプレーのUnder display Cameraとの段差をOPPO Find X3の顕微鏡カメラで撮影して比較してみました。
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  フロントカメラは人によっては利用頻度は低いでしょうが、最近はオンライン会議や授業も増えており、自分の顔を撮影するというセルフィー用途よりも、ビデオ通話用として使うケースが増えています。PCにウェブカメラをつながなくても、スマートフォン1台あれば手軽にビデオ通話できるわけです。Under display Cameraの性能はビデオ会議用ならばすでに十分実用レベルに達しているでしょう。
  とはいえここ数年セルフィー向けにフロントカメラ性能を高めてきたOPPOやvivoはまだ製品化は行なっていません。OPPOはUnder display CameraをUnder-Screen Cameraと呼びますが、2019年6月に世界初のデモを行なったものの、まだ同社のスマートフォンには搭載されていません。
  今年4月にOPPOが発表した新世代のUnder-Screen Cameraでは、セルフィーも十分自然に撮影できており、完成度が高まったことをアピールしています。
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