「飛び石事故でガラスにヒビが入った!」「交換するしか直す方法はない?」そう思っている方、いらっしゃいませんか?
じつは、小さなヒビであればガラスリペアという修理方法できれいに直すことができ、交換をするよりも安く済ませることができます。
今回のコラムでは、修理方法やガラスリペアの料金相場などを調べてまとめてみました。どんなキズやヒビが修理対象になるかもご紹介していますので、ガラスリペアの依頼を検討する際には、ぜひお役立てください。
そもそもガラスリペアって何?
ガラスリペアとは、ガラスに入ったヒビの部分を修理することです。自動車のフロントガラスには、サイドのガラスとは異なり合わせガラスという耐久性の高いガラスが使用されています。そのため、飛び石などがあたってもガラスが割れることは少なく、小さなヒビが入ることがほとんどです。そのような小さなヒビを直すことをガラスリペアといいます。
ガラスリペアは、小さなヒビをこれ以上大きくならないようにし、そのヒビを見えにくくするのが特徴です。具体的な仕組みは、まずヒビが入っている部分の空気を抜いて真空にします。そこに樹脂の液を流し込み、特殊なライトを当てて固めたら表面を磨いてきれいにするという方法です。作業にかかる時間は1時間から2時間ほどだそうです。
ガラスリペアをおこなった箇所の強度は、新品のガラスと変わらないほどにまで直ります。また、フロントガラスの交換料金に比べてガラスリペアの料金は安いです。
そもそもガラスリペアって何?
ガラスのヒビを放置するのはとても危険
ほんの小さなヒビだからといって、そのままにしておくことは危険です。なぜなら、小さなヒビであっても、走行中の風圧や振動などによってどんどんとヒビ大きくなってしまかもしれないからです。
ヒビが大きくなってしまえばガラス交換が必要になり、ガラスリペアの料金よりもかえって高くついてしまうかもしれません。最悪の場合事故につながる危険もあるでしょう。
また、フロントガラスにヒビが入ったままだと車検が通らないこともあるようです。特に、運転席側のフロントガラスに入ったヒビは、高い確率で審査に通らないようなので注意が必要です。
ヒビが広がって修理費用が高額になってしまう前に、小さなヒビのうちに安く修理できるようガラスリペアをしましょう。
ガラスのヒビを放置するのはとても危険
ガラスリペアの料金相場
ガラスリペアの料金の相場は、依頼する業者やヒビの状態によって異なります。
【ディーラーに依頼する場合】
ディーラーに依頼する場合、小さいヒビであっても基本的にガラス交換になります。そのため、費用相場は5万から10万円と少し高めです。また、車種によってフロントガラスの面積が異なるため、ガラスの価格にも違いが出ます。
修理費用は高額になりますが、ディーラーは自動車メーカーと直接契約を結んでいるお店なので、安心して依頼することができるでしょう。
【自分で修理する場合】
ほんのわずかなヒビであれば、市販のガラスリペアグッズを使って修理することも可能です。フロントガラスのリペアキットは、2000円ほどで購入することができます。ただし、リペアキットでの修理は簡易的なものなので、きれいに直したいという方にはおすすめしません。
【ガラス修理業者に依頼する場合】
ガラス修理業者に依頼すると、1か所あたり1万円から3万円ほどで修理することができます。ただし、ヒビやキズの程度によってはガラスリペアができないこともありますので、まずは相談してみることをおすすめします。
ガラスリペアを依頼する際は、ヒビの部分にテープなどを貼って、砂などの汚れが入らないようにしておきましょう。また、ガラスリペアをする前に洗車をすることも控えてください。ヒビの中に水が入ってしまうと、修理が難しくなってしまうようです。
ガラスリペアの料金相場
ガラスリペアができない場合
「どのくらいの大きさならガラスリペアができるの?」と思った方もいるのではないでしょうか。ヒビやキズが500円玉で隠れるくらいのサイズであれば、ガラスリペアをすることができます。しかし、それ以上の大きさのヒビやキズはガラス交換になってしまうことが多いです。
また、500円玉以内のサイズのヒビでも、大きくえぐれてしまっている場合や、ガラスの端にヒビが入ってしまった場合も修理が難しく、交換になってしまうケースが多いようです。
さらに、以前にガラスリペアをおこなったところにキズが入った場合、同じ場所を修理することはできませんので、そのような場合もガラス交換になってしまいます。
このように、ガラスリペアは料金を安く抑えることができますが、修理できないキズやヒビも多いです。フロントガラスの修理ができる業者に一度相談してみましょう。
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まとめ
ガラスリペアは、フロントガラスに入った小さなヒビやキズを安く修理することができます。小さなヒビは、放っておくと走行中に受ける風圧などでどんどん広がっていくため、早めの修理をおすすめします。最悪の場合は事故につながるおそれもありますので、小さいヒビのうちにガラスリペアをおこなっておくことが大切です。
ただし、ガラスリペアは500円玉以内のサイズのヒビやキズであれば修理できますが、それ以上になると難しいようです。また、500円玉ほどであってもキズが大きくえぐれている場合やヒビの入った位置によっては修理できないこともあります。
ガラスリペアの料金は、依頼をする業者や車種、ヒビの大きさによって違います。ディーラーは自動車メーカーと直接契約しているお店なので、安心して依頼することができますが、ガラス全体の交換になるため費用が高くなりがちです。
費用を安く抑えたいのであれば、ガラス修理業者に依頼をしてみるとよいでしょう。もしガラスリペアについて気になることや分からないことがあれば、ガラス修理のプロである業者に相談してみましょう。