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Ryzen 5 5600H搭載でRyzen 7 4800Uより速い“下剋上”なミニPC!Beelink「SER5 5600H」

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 5月にBeelinkの小型PCを初めてご紹介したが、今回はその第2弾となる「SER5 5600H」を取り上げたい。Ryzen 5 5600H@Zen 3を搭載したモデルとなる。レビュー済みのRyzen 7 4800U@Zen 2を搭載した「SER4」とのパフォーマンス差も気になるところ。試用レポートをお届けしたい。
113×126×42mmのコンパクトな筐体へZen 3を搭載!
 本SERシリーズは同じ筐体でプロセッサがRyzen 5 5600H、Ryzen 7 4700U、Ryzen 7 4800Uと3タイプある(実際はRyzen 7 3750H搭載のSER3もあるが)。この中でZen 3はRyzen 5 5600Hのみ、ほかはZen 2だ。またSKUの末尾がHかUかでプロセッサのタイプも違う。なおRyzen 7 4800Uを搭載したSER4に関しては今年5月にレビューしているので興味のある方は合わせてご覧頂きたい。
 Amazonでの価格はメモリ16GB、ストレージ500GBは同じで、順に7万9,800円、6万4,800円、9万5,363円。Zen 2かZen 3か、アーキテクチャの違い以前に、コア/スレッド数なども違うので、パフォーマンスは価格の並び通りとなるだろうか。後半のベンチマークテストの結果を見てみたい。
 と、ここまで書いたところで、Amazonの“Beelinkのストアを表示” から各モデルを見ると、まったく価格が違い、Ryzen 7 4700U/16GB/500GBで5万9,800円、Ryzen 7 4800U/32GB/512GBで8万4,800円。価格の順序は変わらないものの、特に後者がメモリ倍増の上プライスダウンと激安になる。ご紹介するSER5 5600Hは無関係だが、前後の機種はどちらが本当なのか気になるところ。
 今回手元に届いたのはRyzen 5 5600H@Zen 3搭載のSER5 5600H。市販パッケージはメモリ16GBだが、32GBになっているのが違いとなる。
 プロセッサはZen 3のAMD Ryzen 5 5600H。6コア12スレッドでクロックは3.3GHzから最大4.2GHz。キャッシュはL2 3MB/L3 16MB、TDPは45W。基本モバイル用だが、SKUの末尾がHなので、Intel同様、TDPは高くなるもののハイパフォーマンス寄りのモデルだ。参考までにRyzen 5 5600Uだと、コアの構成などは同じだが、クロックは2.3GHzから最大4.2GHz。TDPは15Wとなる。
 メモリはDDR4-3200 SO-DIMM×2。手元に届いたのは16GB×2の計32GB。ただし市販モデルは8GB×2の計16GBになっている。最大64GB。ストレージはM.2 NVMe SSD 2280の500GB。またパネルの裏にSATA接続で2.5インチSSD/HDDを1基搭載可能だ。
 OSは、Windows 11 Pro。このクラスでHomeでないのはポイントが高い。ビルド21H2だったので、この範囲でWindows Updateを適応し評価している。
 グラフィックスはプロセッサ内蔵AMD Radeon Graphics(7コア)。外部出力用にHDMI×2とType-C×1を備え、同時3出力が可能。ディスプレイの裏に装着できるようにVESAマウンタも付属する。
 ネットワークはGigabit Ethernet、Wi-Fi 6E、Bluetooth 5.2。そのほかのインターフェイスは、USB 3.0×3、USB 2.0×1、USB Type-C×1、音声入出力。
 サイズは113×126×42mm(幅×奥行き×高さ)、重量1.03kg。この重量はパッケージ込みで実際は500gを切っている。いずれにしてもNUCタイプとしてはコンパクトな方だろう。価格は7万9,800円(16GB/500GB/Amazon調べ)。内容を考慮すると、コストパフォーマンスは高いと言える。
 筐体は以前レビューしたSRE4とまったく同じ。ブラックがベースで電源ボタンが赤とワンポイント。iPhone 13 Proとの比較からも分かるように、内容の割にはかなりコンパクトだ。仕様の重量1.03kgはパッケージ込みで、実際は491g。
 前面はCMOSクリア、USB 3.0、USB 3.0 Type-C、音声入出力、電源ボタン。背面はGigabit Ethernet、USB 3.0、USB 2.0、HDMI×2、電源入力を配置。裏は四隅にネジと、その内側にVESAマウンタ用のネジ穴がある。加えて[DEL]キーでBIOS、[F7]キーでブートオプションのとの記述があり便利だ。
 ACアダプタはサイズ約98×50×33mm(幅×奥行き×高さ)、重量219g、出力19V/3A。これもSRE4とまったく同じものとなる。本体と合わせても700gちょっと。これなら行く先々にモニターやキーボードなどがあれば、本体+ACアダプタをカバンに入れ持ち歩くのもありだろう。後半のベンチマークテストからも分かるように、ありがちなノートPCよりパフォーマンスも期待できる。
 内部へのアクセスは裏のネジ4本を外せばパネルが開くので(ただし最初はピッチリ入っているため硬い)容易だ。注意すべき点としては、裏パネルに増設用2.5型HDD/SSDへのSATAケーブルが接続されているので、パネルを強く外すとケーブルが切れる(もしくはコネクタが痛む)可能性がある。一旦外れてしまえば、2つのSO-DIMMスロットとM.2のメンテは簡単だ。
 ノイズと発熱に関してはベンチマークテストなど負荷をかけてもほとんどない。コンパクトな割に冷却ファンなど熱処理がうまく出来ているようだ。
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